天野の賢象ダイアリー

2024/7/28

滞在時間を伸ばすための魅力的なトップページ 6つのポイント

ホームページ制作

女性社長が魅力的なトップページを考えている様子


あなたのホームページに訪問者が訪れるときはどんなときでしょう?

X、Instagram、YouTubeなどのSNSの投稿を見て、どんな会社なんだろう?

SNSで、とても魅力的な提案をしていたけれど、何をしている会社なんだろう?

どのくらいそのビジネスをしている会社なんだろう?

他にどんな商品やサービスが有るのだろう?

友人たちとの会話で知ったあなたの会社について、気軽にスマホで検索してどんな会社なのか知りたい。

こんな風に訪問者たちは、もっとあなたの会社について知りたい、詳しい情報を得たい、という気持ちから訪れます。

しかし、訪れてみたホームページがこんな状態だったとしたら、あなたはそのままそのホームページにいたいと思うでしょうか?

  • ファーストビューの領域で、わかりにくい文章、一節や難解な専門用語が大きく表示されてる。
  • デザインが古く文字ばかりのサイトだった。
  • 文字がとにかく小さくて読みづらい。
  • 行間が詰まっていて読む気がしない。
  • 色とりどりのバナーや動画が沢山あり、何から見ればいいのか混乱してしまう。
  • お問い合わせや資料請求のボタンがどこにあるのかわかりにくい。

このようなホームページに出会ったら、訪問者はこのサイトには期待する情報は無いな、と直感的に判断し、次の検索結果のリンクを開く、という動きになります。

これを解決するための一番の方法は、トップページをわかりやすくする、ことです。

今回の記事では、訪問者の滞在時間を長くする魅力的なトップページに必要な6つのポイントについて、まとめました。

  1. わかりやすい言葉と表現で、訪問者が得られる価値を伝える
  2. わかりやすく会社名と社長の名前を表示する
  3. トップページで訪問者に取ってほしい理想の行動を設定する
  4. トップページで訪問者に知ってもらいたい情報だけを配置する
  5. お客様の声は、トップページに掲載する
  6. 成功するCTAの要素
  7. まとめ


1.わかりやすい言葉と表現で、訪問者が得られる価値を伝える

訪問者があなたの会社のホームページを訪れて、最初に何を知りたいのか、に応えるために、
まずは、何をしている会社なのか?

その商品やサービスを使うとどんな良いことが起きるのか?
生活やビジネスはどんな風に快適になるのか?

について、 訪問者が完全に理解できる言葉を使って伝えます。

例えば、専門用語やキラキラの業界カタカナ外来語が表示されると、あなたのビジネスについてほとんど予備知識のない訪問者にとっては、ものすごい敷居の高さを感じてしまうのです。

もうそれだけで、ついていけない、私には敷居が高すぎる世界かも、なんて気後れしてしまうこともあります。

なので、業界の専門用語はビジネス系のカタカナ外来語は使わずに、一般的な日本語で表現すると、どんな言葉になるのだろう? どんな表現になるだろう?と考えて、メッセージを作っていきます。

コミット(責任を持つ)、イニシアティブ(先導、主導)、サステナビリティ(持続可能な、持続可能性)etc.

一見おしゃれに見えるこれらのカタカナ語は使わずに、日常生活で誰もが使っている日本語で表現したほうが、何を伝えたいのかが、すんなり伝わります。



2.わかりやすく会社名と社長の名前を表示する。

会社名を表示する、なんて当たり前のこと!

と思うかもしれませんが、意外とトップページで会社名がきちんと表示されていない企業のホームページはあるのです。

左上のロゴだけでそのロゴがマーク等の場合は、会社名を知ることはできません。

会社概要のリンクを探してそこから会社名を確認する、という流れになります。

また、ヒーローイメージには訴求したい文章だけが表示されているケースもあります。

ヒーローイメージのテキスト内に会社名を入れることで、訪問者は会社名をしっかり把握することができます。

そして、特に中小企業や個人のお店、クリニックなどでは、トップページにあなたの写真を掲載し、そこにメッセージを添えることは、それだけで信頼感が大幅にアップします。

どんな考えでそのビジネスを始めようとしたのか、何が喜びになっているのかなど。

笑顔で親近感のある写真とともに訪問者に対してあなたのメッセージを丁寧に届けましょう。



3.トップページで訪問者に取ってほしい理想の行動を設定する

トップページはあなたのビジネスの顔です。
あなたのホームページは複数のページで構成されていますが、トップページで訪問した人に何をしてほしいのかを設計することは第一優先でしなければならないことです。

あなたはホームページを開設することによって、あなたのビジネスに何をもたらしたいですか?

  1. ① 売上・販売力の向上
  2. ② ブランディング・広報
  3. ③ JV-Joint Venture(ジョイントベンチャー)
  4. ④ 採用ツールとして
  5. ⑤ 投資家・IR向けの情報提供



① 売上・販売力の向上

例えば、売上を向上させるために、お客様に安心して、あなたのビジネスのサービスや商品を利用したいと思っていただくのを目的として設定したとします。

訪問者は、トップページを読むことで信頼が蓄積され、必要な情報を取得したあとに、安心して、お問い合わせ、や購入ボタン、ECサイトへのリンク(CTAボタン)をクリックしたい、と思っていただけるように設計します。

CTAボタンは、Call to Actionの略で、日本語では行動喚起といいます。

ホームページの訪問者に、お問い合わせ、購入、関連するWebサイトへのリンクをクリックする、などの具体的な行動を取っていただくことです。

その他の目的の場合はどうでしょうか?


②ブランディングや広報が目的の場合

トップページには、あなたのビジネスの最大の強み(USP)を訴求する内容にします。

ブランディングを目的としたトップページでは、ブランドの魅力を他角度的に紹介し、更に詳しく知りたい、と思ってもらうことがCTAとなります。

例えば、さらに詳しく、や店舗一覧へのリンク、ECサイトへのリンク、ブログ一覧へのボタンなどがCTAボタンになります。

また、メディアからの取材を積極的に受けるという意思表示のために、トップページのファーストビューの中に、「取材のご依頼はこちら」、といったボタンを設けるのも効果的です。

これにより、メディアによるブランディングや広報という結果になるからです。


③JV-Joint Venture(ジョイントベンチャー)先を探したい、あるいは繋がりたいことが目的の場合はどうでしょうか?

この場合は、ホームページで直接的に、JV先を獲得するような営業はしません。

この場合のトップページは、完全にWEBの肩書として機能させます。

あなたの会社とのJVの可能性を探る企業に対して、実績、信頼感を感じさせ、さらに、協業することで、お互いの強みを補い合いながら、世の中に新たな価値を提供し、お互いが繁栄できる、と確信できる内容にしていきます。


④採用ツールとしてのトップページはどうなるでしょうか?

この場合は、エージェントによる求人サイトや、SNSでの求人広告を見た応募者が、あなたの会社で働くことを具体的にイメージできる内容にします。

採用ツールを代一優先に置く場合には、その最重要課題は、あなたの会社と応募者のミスマッチを防ぐことです。

社内のオフィスの画像、社長の仕事への価値観、社員の写真や日頃仕事をしていく中で感じていること、社員の一日の過ごし方や、社員同士の座談会の様子、研修制度やキャリアパス、どんな人が楽しく働けているかなどの情報を掲載してきます。

CTAとしては、ホームページ内にある採用ページへのボタンとなります。


⑥投資家・IR向けの場合

株主や投資家に向けた情報発信を目的とした場合、Webサイト全体でこの情報に特化したホームページにすると効果が倍増します。

ここでのサイトの目的は、投資家に自社の価値を正確に伝え、投資判断に必要な情報を提供することです。

投資家・IR向け情報を主としたホームページでは、トップページで以下のような情報がこのサイトで確認できるといった、快適な動線を設計をする必要があります。

・会社情報 ・経営方針 ・株式情報 ・財務/業績情報 ・ニュース ・IR資料

このように、トップページはホームページの顔となるページなので、何を目的としたサイトなのかが、はっきりと分かる内容で設計していきます。



4.トップページで訪問者に知ってもらいたい情報だけを配置する。

トップページで訪問者に取ってもらいたい行動から逆算して、内容の設計をした後は、訪問者が、迷ったり、他のページやsnsなどに行ってしまうような、要素はすべて排除します。

つまり、

スライダーで流れるきらびやかなバナー
そこかしこに設置された多くのボタン
埋め込まれたYouTube動画
XやInstagramでの最新投稿がわかる要素

です。

これらは、訪問者の注意を、あなたが取ってほしい行動から逸らし、もう二度とあなたのトップページに戻ってこないリスクを孕んでいます。

訪問者が、混乱なく、あなたが取ってほしい行動(ボタンクリック)ができるように、訪問者の注意をそらす要素は配置しないようにします。

あなたの得意のビジネスについて、沢山知って欲しい、こっちも見て欲しい、という気持ちを抑えて、訪問者が一つ一つの情報を理解し、納得、共感しながら、段階的に情報が頭に入ってくる、そんなトップページの構成にします。



5.お客様の声は、トップページに掲載する。

あなたのサービスや商品を使ってみた人は、どんな感想を持ったのか、使い心地はどうだったのか、トップページで提供されている情報どおりの効果を期待できるのか?

トップページを読んでいる訪問者は、読み進めていくについれてこんな不安をいただきます。

そこでこの不安を解消するトップページのカテゴリが、お客様の声の部分です。

お客様の声をリンクやボタンで別のページに掲載している会社もありますが、訪問者にあなたが取ってほしい行動をトップページで取ってもらいやすくするのは、トップページにお客様の声があるかないかです。

トップページをスクロールで読み進めて、すんなりと、この不安が解消されるような情報が掲載されていたらどんな気持ちになるでしょう?

そうそう、次にその情報を確認したかったんだよね、

きっと、訪問者は心のなかでそう思い、読み進めて、安心感、納得感、信頼感が醸成されていきます。



6.成功するCTAの要素

訪問者にあなたが取ってほしい行動を取ってもらうにはどのようなCTA(Call to Action:行動喚起)のボタンを配置すればよいでしょうか?

デザイン的には、見やすく大きいボタン、けれども爽やかに視野に飛び込んでくる、親和性のある色合いにします。

ただ、CTAボタンボタンには効果的だったとされる色がすでに研究結果により出ています。

それは、
赤、オレンジ、青、緑の色のボタンです。

ただ原色でこれらの色を使用すると、主張が強くなりすぎるので、縁取りや、これらの色をベースとした、トーンを柔らかくした色合いと角張っていないフォルムに仕上げます。

そして、ボタン内のメッセージは、

・今すぐダウンロード
・詳しく確認してみる
・無料相談してみる
・試してみる
・コミュニティメンバーになってみる
など、訪問者がトップページの内容を確認したあとに、心の中に浮かぶ言葉を表示します。

そして、さらに、そのCTAボタンをクリックすることで、次に何が起こるのか、何をすればよいのかも伝えます。

これは、CTAボタンの上にマイクロコピーをラベルとして表示したり、CTAボタンの上に、クリックすることで訪問者が行うことをイメージできる文章を添えたりします。

先程のボタンのテキストに対しては以下のようなマイクロコピーが考えられますね。

マイクロコピー:無料でお得に情報Get
CTA:今すぐダウンロード

マイクロコピー:もっと知りたい?
CTA:詳しく確認してみる

マイクロコピー:小さな疑問も質問してみよう
CTA:無料相談してみる

マイクロコピー:今すぐ無料で試す
CTA:試してみる

マイクロコピー:今すぐ参加で繋がってみる
CTA:コミュニティメンバーになってみる



7.まとめ

いかがでしたでしょうか?

訪問者にあなたの会社のホームページに長く滞在してもらうためには、やはり、顔となるトップページの設計とデザインが、要ですね。

長く滞在する、ということはそれだけ訪問者が、快適に、安心して情報を読み進めることができている状態だと言い換えられると思うのです。

そのためには、この記事で紹介した、

1.わかりやすい言葉での訴求と説明
2.会社名と社長の名前や画像を掲載
3.訪問者にトップページで取ってもらいたい行動を設定
4.必要最低限のわかりやすい内容と要素のみを配置
5.信頼性を確保するお客様の声を掲載
6.CTAボタンを安心して押してもらえるようなコピー

を軸に設計してみると、訪問者にあなたのビジネスの良さが伝わり、双方が豊かさを享受できるトップページになります。

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天野 木蓮

Scienceとプログラミングが大好きです。 Scienceは、神様の考えていることがわかる学問、プログラミングは計算機の発見の延長線上にある、人類が発見した知恵だと思っています。 親ガチャで、機能不全家庭で育った私が、大人になってからどうすれば、この資本主義社会の中でより良くより豊かに快適に人生を楽しめるかを見出した知恵を配信しています。